ブロック塀を建てるときは

土地の境界は人間が勝手に決めた線ですから,目には見えません。ですから境界杭や境界プレートなどを入れて分かるようにするわけです。

これがあればひとまずは安心です。

ただこういう境界標識は小さいものが多いので,外構工事などで移動したり,亡くなったりすることがあります。そこで重要なのは境界付近にある構造物です。プロック塀,側溝などですね。

こういうのは移動しにくいので,土地の境界でもめ事が起こった時とても頼りになります。

土地の境界がはっきりしない場合,占有状況で判断されることが多いからです。占有状況というのは土地を自分のものとして持っている(使っている)状況のことです。

塀を建てる時は隣の人に立ち会いを求めて,境界を確認した上で,遠慮せず境界ギリギリに建てるのが正しい建て方です。間違ってもひかえて建ててはいけません。

我々が境界確認のために立会をすると,たまにこの塀は10センチひかえて建ててある,と主張する人がいます。当事者が生きていたり,筆界確認書があるような場合はいいのですが,

「何か証拠になる資料はありますか」
「いや死んだおじいさんが言ってた」

こういう伝聞程度ではその主張はなかなか通りません。
そもそも塀を建てるのは占有状況をはっきりさせるためでもあるので,境界と塀の間に微妙なスペースはつくるべきではないのです。